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張成沢個人の犯罪

チャン・ソンテク個人の犯罪

〜シリーズ「米中朝のX DAY」(11)〜

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Originally written: Jan. 31, 2014(web版)
Second update: Jan. 31, 2014(mail版)(張成沢個人の犯罪:週刊アカシックレコード140131)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2010年2月22日「浅田真央vs.韓国TV〜シリーズ『バンクーバー五輪』(2)」は → こちら
【小誌2012年3月26日「反日感情の正体〜韓国=アルジェリア方程式〜シリーズ『反態度的行動』(1)」は → こちら
【小誌2012年7月9日「TPP不等式〜続・売国奴対策としてのTPP〜シリーズ『TPP地政学』(2)」は → こちら
【小誌2013年7月17日「スノーデンの妨害〜開戦延期?〜シリーズ『米中朝のX DAY』(6)」は → こちら
【小誌2013年8月12日「雨季の北朝鮮軍〜逆“背水の陣”〜シリーズ『米中朝のX DAY』(7)」は → こちら
【小誌2013年9月20日「続・『半沢直樹』の謎〜シリーズ『視聴率の心理学』(2)」は → こちら
【小誌2013年9月30日「2045年問題〜意識を持つ機械〜シリーズ『2045年問題』(1)」は → こちら
【小誌2013年11月25日「ケネディ大使の謎〜大使の条件〜シリーズ『米中朝のX DAY』(10)」は → こちら
【小誌2013年12月8日「真珠湾の秘密〜究極の秘密保護〜シリーズ『特定秘密保護法』(1)」は → こちら

■チャン・ソンテク個人の犯罪〜シリーズ「米中朝のX DAY」(11)■
2013年12月、北朝鮮の事実上の“ナンバー2”と見られていた、チャン・ソンテク(張成沢)(元)国防副委員長が「国家転覆陰謀」罪で有罪判決を受け、即時処刑された。彼は処刑に先立って公職すべてから解任されていたが、それを伝える北朝鮮の国営メディアが「張成沢を取り除き、その一党を粛清」したと報じたうえ、その前から張成沢の側近らの失脚(粛清)が報じられていたため、世界中が、北朝鮮指導部内には深刻な派閥抗争があり、「張成沢一派」がその抗争に敗れて排除された、つまり、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党第一書記を“ナンバー1”とする北朝鮮の現体制は不安定だと思い込んだ。
しかし、張成沢(一派)の罪状とされる「国家転覆陰謀罪」が単なる“でっち上げ”だとすると、張成沢と仲がよかった者はみな「仲がよかった罪(ざい)」で際限なく粛清(処刑)され続けなければならないことになるはずなのに、張成沢の側近とも呼ぶべきパク・ポンジュ(朴奉珠)首相、ロ・ドゥチョル(盧斗哲)副首相ら少なくとも5人の幹部は処刑も粛清もされず、その地位を維持した。
彼らだけがとくに言い訳がうまかったために粛清されず、他の者は言い訳が下手だったら粛清(処刑)された、という解釈は成り立たない(助かりたい者はみな「内心では張成沢を嫌いでした」などとウソをつくはずだから)。
張成沢の処刑は派閥抗争の一環ではなく、彼の逮捕、起訴には明白な罪状と証拠があり、彼との共犯関係が認められた者だけが粛清(処刑)された、と考えない限り、閣僚級を含む大物5人以上が「おとがめなし」に終わった今回の粛清劇は説明できない。
では、張成沢とその“共犯者たち”はどんな罪を犯したのか(2014年1月31日頃配信予定)。

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張成沢とその“共犯者たち”が犯した罪はなんなのか。

考えてみて下さい。

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引用文献:
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鈴木眞哉・藤本正行 (2006). 『信長は謀略で殺されたのか 本能寺の変・謀略説を嗤う』 洋泉社新書

yna (2013). 「北朝鮮実力者の張成沢氏失脚か 側近2人処刑」, 聯合ニュースweb版2013年12月3日付 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131212-OYT1T00856.htm (2014年1月28日アクセス)

吉田敏行 (2013). 「北朝鮮の副首相2人が中国へ脱出、亡命申請か」, 読売新聞web版 2013年12月12日 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131212-OYT1T00856.htm (2014年1月23日アクセス)

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