「引用文献:」はこちら

テロ戦隊

〜シリーズ「反態度的行動」(13)〜

Originally written: Feb. 10, 2016(web版)
Second update: Feb. 11, 2016(mail版)(テロ戦隊:週刊アカシックレコード160211)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2010年2月22日「浅田真央vs.韓国TV〜シリーズ『バンクーバー五輪』(2)」は → こちら
【小誌2012年3月26日「反日感情の正体〜韓国=アルジェリア方程式〜シリーズ『反態度的行動』(1)」は → こちら
【小誌2012年7月9日「TPP不等式〜続・売国奴対策としてのTPP〜シリーズ『TPP地政学』(2)」は → こちら
【小誌2013年9月20日「続・『半沢直樹』の謎〜シリーズ『視聴率の心理学』(2)」は → こちら
【小誌2013年9月30日「2045年問題〜意識を持つ機械〜シリーズ『2045年問題』(1)」は → こちら
【小誌2014年3月6日「続・空港襲撃作戦〜シリーズ『米中朝のX DAY』(13)」は → こちら
【小誌2014年6月9日「北朝鮮崩壊神話〜『北朝鮮崩壊』という神話〜シリーズ『米中朝のX DAY』(18)」は → こちら
【小誌2015年1月4日「量子テレパシー〜シリーズ『超心理学でない心理学』(2)」」は → こちら
【前回、小誌2016年1月1日「中朝凍結国境〜シリーズ『米中朝のX DAY』(36)」は → こちら

■テロ戦隊〜シリーズ「反態度的行動」(13)■
韓国人が反日感情を抱いて「ジャパン・ディスカウント」(日本を貶める活動)に走り、中東諸国民が反欧米感情を抱いてテロに走るのは、きっと、歴史的にも現在進行形でも、日本が韓国(朝鮮)に対して、欧米白人諸国が中東諸国民に対して、重大な被害を与えているからだろう、と考えることは一見論理的思考であるように思える。
が、それは、「結果の大きさに見合うだけ原因も大きくなければならない」と思い込み、原因を事後的に作り出そうとする社会心理学上のメカニズムであり、条件反射のような、一種の心理現象にすぎない。世の中には、結果が重大なわりには意外に原因がくだらない、ということは多々ある。たとえば、織田信長政権の終焉(しゅうえん)という重大な結果を引き起こした「本能寺の変」の原因が、怨恨(えんこん)でも陰謀でもなく、信長の家臣、明智光秀の「単なる思い付き」にすぎなかった、ということは歴史学者のあいだでは広く知られている。
中東系の人々が中東や欧米諸国で引き起こす、多数の死傷者を伴う反欧米テロの原因として、「中東系の人々が中東や欧米諸国で貧困や差別などの重大な問題に直面していること」を指摘する声は世界中にある。
が、中東や欧米で反欧米テロを引き起こした中東系テロリストのなかには、貧困や差別とは無縁の、かなり恵まれた生活を送っていた者もいたことを考えると、たとえ中東系の人々が抱えるの貧困や差別の問題が解決されたとしても、彼らの心から反欧米感情が消えるという保証はない。
そもそも反日感情や反欧米感情の原因が、歴史的被害や現在進行形の貧困や差別であるなら、韓国人や中東系の人々が「加害者」であるはずの日本や欧米の大衆文化を好んで受容することの説明が付かない。
心理学的に見れば、韓国人の反日感情および中東系の人々の反欧米感情の原因が、歴史的被害でも現在進行形の差別や貧困でもなく、彼らが10代で経験する“くだらないこと”であることは明らかである(2016年2月11日頃配信予定)。

東日本大震災の被災者の方々には衷心よりお見舞いを申し上げます。

韓国人および中東系の人々が10代で経験する“くだらないこと”とは何か。

考えてみて下さい。

【この先、記事本文こちらでメールマガジンの読者登録をなさって(発行月の翌月以降こちらでバックナンバーとして)お読み下さい。
この記事がすでに配信されている場合でも、配信当月の月末までにまぐまぐで読者登録をなされば、無料で、バックナンバーとしてお読み頂けます(登録直後に登録なさったメールアドレスに送信されます)。
月間購読料(登録料)の本体価格は100円(消費税別)ですが、登録した最初の月は0円で、購読料が課金されるのはその翌月からです。最初の月の末日までに登録解除すれば、一切課金されません
この「当月無料」システムについてはこちらでもご確認頂けます。
尚、登録申し込みには「まぐまぐ!」の利用者登録(無料)も必要です。
メールマガジンが正しく送られて来ない場合は (メールソフトのアンチスパム/迷惑メールフォルダをチェックなさったうえで) こちらにお問い合わせ下さい。
バックナンバーが正しく送られて来ない場合はこちらにお問い合わせ下さい。
「まぐまぐ!」についてのお問い合わせはこちらにお願い致します。
上記の月間購読料(登録料)はこの記事が配信された月の金額です。最新の金額については、こちらでご確認下さい。
小誌の筆者と編集部は、購読(課金)手続きや配信業務には一切関与せず、それらすべてを「まぐまぐ」に代行して頂いております。したがって、クレジットカード等の手続きの問題や、メールマガジンの遅配、不達などに関してはすべて「まぐまぐ」にお問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。小誌編集部は課金・配信のシステムに一切触れることができないので、何卒宜しくご理解下さいませ。】

引用文献

井上宗典 (2015). 「慰安婦少女像『移転反対』66% 韓国世論調査」, 読売新聞 2015年12月30日付朝刊2面

亀田達也 (2010). 「集団の根本的重要性」, 亀田達也・村田光二(著)『複雑さに挑む 社会心理学 適応エージェントとしての人間 改訂版』, 有斐閣アルマ, pp.27-30

桐野作人 (2007). 「『不慮謀反』ついに決行さる」, 『だれが信長を殺したのか 本能寺の変・新たな視点』 PHP新書 pp.203-269.

宮崎健雄・黒見周平 (2016). 「スキャナー 韓国内 根強い反発 『慰安婦合意』1か月 『少女像』増設の動きも 日本は静観 日韓政府間は協調進む 安全保障 なお課題」, 読売新聞 2016年1月28日付朝刊3面

Nisbett, R. E. & Wilson, T.D. (1977). 'Telling more than we can know: Verbal reports on mental processes.' "Psychological Review", Vol.84(3), pp.231-259.

Norton, M. I., Monin, B., Cooper, J., & Hogg, M. A. (2003). 'Vicarious dissonance: attitude change from the inconsistency of others', "Journal of Personality and Social Psychology", vol.85, pp.47-62.

鈴木眞哉・藤本正行 (2006). 『信長は謀略で殺されたのか 本能寺の変・謀略説を嗤う』, 洋泉社新書

読売 (2016). 「北朝鮮の核 上 対中悪化 構わず強行」, 読売新聞2016年1月8日付朝刊1面

zakzak (2014). 「ノーベル賞の3人を世界が称賛『エジソン超えた』 中韓は自虐と落胆…」, zakzak by 夕刊フジ 2014年10月8日 日 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141008/dms1410081830014-n1.htm (2016年2月7日アクセス)

ほか

このページの先頭に戻る。

 (敬称略)

はじめに戻る