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新・中国軍の弱点

〜シリーズ「米中朝のX DAY」(71)〜

Originally written: Jan. 23, 2020(web版)
Second update: Jan. 23, 2020(mail版)(新・中国軍の弱点:週刊アカシックレコード200123)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2012年3月26日「反日感情の正体〜韓国=アルジェリア方程式〜シリーズ『反態度的行動』(1)」は → こちら
【小誌2014年6月9日「北朝鮮崩壊神話〜『北朝鮮崩壊』という神話〜シリーズ『米中朝のX DAY』(18)」は → こちら
【前回、小誌2019年12月1日「21回目の開戦日〜シリーズ『米中朝のX DAY』(70)」は → こちら

■新・中国軍の弱点〜シリーズ「米中朝のX DAY」(71)■
「展開」という軍事用語がある。
それには「敵などに対して、最大限の能力を発揮できるように、軍隊の人員や装備を体系的に配置すること」という意味がある。
ある国の軍隊の展開スピードが遅ければ、それはその国の弱点になる。
どこの国でも弱点は隠したい。しかし、このような弱点は必ずバレる。軍隊はしばしば災害救助活動を行うからである。
災害救助活動は人の命がかかっている活動なので(訓練とは違って)「本番」である。災害救助活動の際に被災地への展開が遅い軍隊は、敵と戦う本番(戦闘)においても展開が遅く、弱いと考えられる。
他方、災害救助活動は軍事活動ではないので、軍事機密のベールに覆われておらず、各国の軍事関係者は諸外国の軍隊の実力を知るために熱心に観察する。
中国軍(人民解放軍)もしばしば災害救助活動を行っており、北朝鮮が中国国内で活動させている「朝鮮族」(中国国籍)の工作員たちは、中国軍の災害救助活動における展開を見て、中国軍の真の実力を知ることができるはずである。
小誌では、北朝鮮が中国に侵攻することによって始まる戦争を「中朝戦争」と呼んでいるが、この戦争が企図された当初、北朝鮮は、中国軍はある程度は強いと思っていたようで、中朝国境の大河、鴨緑江(おうりょっこう、Yalu River)が凍結していない時期に開戦する作戦を立てていた。鴨緑江が凍結しているときに開戦すると、中国軍の一部が凍結した河川を徒歩で渡り、中朝国境地帯に住む北朝鮮側住民に被害が出ると思われていたからだろう。
しかし、中国軍の展開が遅いなら、その弱点を最大限に利用するには、北朝鮮は、鴨緑江の凍結直後、凍結を受けて国境警備を担当する中国軍の部隊が展開し直す際のスキを突いて開戦するのが、北朝鮮側の犠牲がもっとも少なくて済み、理想的である。
そこで、2019年12月中旬、北朝鮮は、鴨緑江が凍結しそうな日を連日「開戦日候補」に設定し、北朝鮮軍(朝鮮人民軍)は凍結の瞬間を待つ臨戦態勢に移行したと推測される。
ところが、東北アジアでは今冬は記録的な暖冬であり、例年12月中に凍結する鴨緑江は、今冬は1月中旬を過ぎても凍結しない。
鴨緑江はいつ凍結するのか。
北朝鮮軍はいつ動くのか。
まもなくわかる(2020年1月23日頃配信予定)。
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東日本大震災、熊本地震、北海道胆振(いぶり)東部地震の被災者の方々には衷心よりお見舞いを申し上げます。

北朝鮮軍はいつ動くのか。

考えてみて下さい。

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引用文献

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時事 (2020c). 「首相動静(1月19日)」, 時事通信 2020年1月19日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2020011900174&g=pol (2020年1月19日アクセス)【日米安保条約60周年記念レセプション。私邸泊】

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モデルプレス (2020). 「大河ドラマ『麒麟がくる』初回視聴率は19.1%」, モデルプレス 2020年1月20日 https://mdpr.jp/news/detail/1941616 (2020年1月20日アクセス)【】

西 重信 (2008). 「中朝国境についての一考察」, 『北東アジア地域研究』 vol.14, 北東アジア学会 2008年10月1日 pp.41-54. https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10944071 (2020年1月21日アクセス)【p.48「帯状国境」「鉄条網国境」】

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 (敬称略)

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