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天才優遇条項

〜シリーズ「米中朝のX DAY」(55)〜

Originally written: March 01, 2018(web版)
Second update: March 01, 2018(mail版)(天才優遇条項:週刊アカシックレコード180301)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2012年3月26日「反日感情の正体〜韓国=アルジェリア方程式〜シリーズ『反態度的行動』(1)」は → こちら
【小誌2014年6月9日「北朝鮮崩壊神話〜『北朝鮮崩壊』という神話〜シリーズ『米中朝のX DAY』(18)」は → こちら
【前回、小誌2018年2月1日「続・謎の4分間〜シリーズ『米中朝のX DAY』(54)」は → こちら

■天才優遇条項〜シリーズ「米中朝のX DAY」(55)■
18世紀後半、欧州主要国の伝統だった君主制や貴族制を否定して誕生した民主主義の母国、米国は文字どおり「人民の、人民による、人民のための国家」である。
しかし、同時に米国は「天才の、天才による、天才のための国家」でもある。
建国当初から、憲法により、米連邦議会には「学術および有益な技芸の進歩を促進する」(合衆国憲法8条8項)ための権限が与えられており、連邦議会はこの規定に基づいて、世界中から天才的な科学者、発明家、芸術家、作家などを集めるための税制上の優遇措置を設けている。
米国に天才的な科学者や芸術家が集まる理由は、このような「天才優遇条項」とでもいうべき規定を憲法の条文に持っているからであり、単に「移民の国だから」あるいは「経済大国だから」ではない。
さて、小誌上で数々の証拠を挙げて証明して来たとおり、「北朝鮮の真の敵は中国」であり、「中国軍は北朝鮮軍よりも圧倒的に弱い」ので、そう遠くない将来に北朝鮮軍が中国に侵攻する「中朝戦争」が始まると思われるが、そうなると、中国は現在のイラクやシリアと同様の破綻(はたん)国家になる。
そうなると、現在中国にいる、人工知能(AI)、情報技術(IT)、宇宙開発などの分野における、世界トップレベルの科学者や発明家が中国から逃げ出すので、おもに先進諸国のあいだで「科学者・発明家争奪戦」が始まる。
その際、「天才優遇条項」を持つ米国は有利であり、多くの優秀な中国人の科学者や発明家を獲得しやすい。たとえば、特許料や印税など、知的所有権に基づいて得られる所得にかかる税金は、米国では非常に安くなっているからである。
他方、憲法に「天才優遇条項」のない日本がそういう科学者や発明家を獲得するために、同様の優遇税制を作ろうとしても、「法の下の平等」を定める日本国憲法14条1項に違反するので、できない。
したがって、日本が「中朝戦争後の世界」で「科学者・発明家・芸術家争奪戦」に勝つには、現行憲法を改正し「天才優遇条項」を加えなければならない。
そのうえで、日本がこの「争奪戦」に負けないためには、米国にあって日本にない、ある特殊な制度を作る必要がある(2018年3月1日頃配信予定)
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東日本大震災、熊本地震の被災者の方々には衷心よりお見舞いを申し上げます。

「米国にあって日本にない、ある特殊な制度」とは何か。

考えてみて下さい。

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引用文献

浜口道成・増満浩志 (2017). 「論点 日本の科学研究 国際化急げ」, 読売新聞 2017年6月20日付朝刊11面

時事 (2018a). 「首相動静 (1月30日)」, 時事通信 2018年1月31日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013000239&g=pol (2018年2月10日アクセス)

時事 (2018b). 「首相動静 (1月31日)」, 時事通信 2018年2月1日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013100262 (2018年2月10日アクセス)

工藤めぐみ (2017). 「将来なりたい職業、男子中学生3位に『YouTuber』 1位は?)」, リセマム 2017年4月25日 https://resemom.jp/article/2017/04/25/37814.html (2018年2月11日アクセス)

水野 祥・金子靖志 (2018). 「北の参加 韓国分断 『今すぐ中止』『今こそ統一』 平昌 南北接近 五輪開幕」, 読売新聞 2018年2月10日付朝刊6面

小野晋史 (2017). 「日本学術会議 総会で軍事研究反対の声明を報告 研究者から浮世離れした意見も続出」, 産経新聞web版 2017年4月14日 http://www.sankei.com/politics/news/170414/plt1704140039-n1.html (2018年2月11日アクセス)

読売 (2014). 「ノーベル物理学賞 受賞3氏の功績 こだわりと熱意の『青』 受賞ラッシュ続く日本」, 読売新聞 2014年12月11日付朝刊21面

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 (敬称略)

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