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開戦後の拉致問題

「中朝戦争」開戦後の拉致問題

〜シリーズ「米中朝のX DAY」(59)〜

Originally written: June 16, 2018(web版)
Second update: June 16, 2018(mail版)(開戦後の拉致問題:週刊アカシックレコード180616)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2012年3月26日「反日感情の正体〜韓国=アルジェリア方程式〜シリーズ『反態度的行動』(1)」は → こちら
【小誌2014年6月9日「北朝鮮崩壊神話〜『北朝鮮崩壊』という神話〜シリーズ『米中朝のX DAY』(18)」は → こちら
【前回、小誌2018年5月30日「若者の自民支持増〜日本の若者に自民党支持者が多い理由〜シリーズ『“戦後”の終わり』(1)」は → こちら

■「中朝戦争」開戦後の拉致問題〜シリーズ「米中朝のX DAY」(59)■
情報源は明かせないが、北朝鮮による日本人拉致事件の被害者で、日本国民の多くがその顔と名前を知っている「有名拉致被害者」のうち、少なくとも1人は、確実に亡くなっている。
とすると、拉致問題の「解決」とは、いったいなんなのだろうか。
小誌は、北朝鮮が中国に侵攻して始まると想定される戦争を「中朝戦争」と呼んでいる。
中朝戦争の「開戦前」に、北朝鮮政府による「日本人拉致問題」の再調査報告書が提出され、日本政府がそれを受理すると、死亡した有名拉致被害者の顔写真が日本中の新聞の1面に載り、日本中が「お通夜」のようになってしまう。日本国民の多くは北朝鮮を「われわれの同胞を拉致したまま死なせた敵国」と認知するので、日朝国交正常化交渉が再開されることはなく、もちろん国交樹立後に北朝鮮政府が過去の植民地支配の賠償(に代わる経済協力)を日本政府から得ることは……日本国民のあいだに反北朝鮮感情が高まるので……難しくなる。この場合、北朝鮮政府にとって「拉致問題」の解決はなんのトクにもならないので、北朝鮮側から積極的に解決に向けて動くことはない。
しかし、中朝戦争の「開戦後」に、拉致問題が解決される場合は、ぜんぜん違う。
開戦と同時に日本国民の関心は戦争に集中するうえ、北朝鮮が中国を攻撃して弱体化させてくれることは日本の安全保障にとってプラスであり、「敵の敵は味方」なので、日本国民の多くが再調査報告書に有名拉致被害者死亡の事実が記されていると知っても、北朝鮮を敵国と認知する可能性はあまり高くない。つまり、拉致問題が“動く”のは、中朝戦争が開戦する場合だけなのである。
2018年6月、訪米中の安倍晋三首相はみずからキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長との日朝首脳会談に臨んで拉致問題の解決を目指す意志を初めて表明した。
このような言動は、近い将来中朝戦争が開戦するという確信がないと、出て来るはずがない(2018年6月16日頃配信予定)。
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東日本大震災、熊本地震の被災者の方々には衷心よりお見舞いを申し上げます。

北朝鮮による日本人拉致問題の「解決」とは何か。

考えてみて下さい。

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引用文献

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時事 (2018t). 「首相動静(6月2日)」, 時事通信 2018年6月3日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018060200267&g=pol (2018年6月3日アクセス)【京都から大津への移動中、西村官房副長官が37分間同行】

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時事 (2018y). 「首相動静(6月13日)」, 時事通信 2018年6月14日 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018061300286&g=pol (2018年6月14日アクセス)【加藤拉致担当相と7分、賓客を迎えていないのに公邸泊】

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 (敬称略)

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