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のまネコ事件

続・恨みステレオタイプ

〜シリーズ「ステレオタイプの心理学」(2)〜

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Originally written: Feb. 28, 2013(web版)
Second update: March 01, 2013(mail版)(のまネコ事件:週刊アカシックレコード130301)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2010年2月22日「浅田真央vs.韓国TV〜シリーズ『バンクーバー五輪』(2)」は → こちら
【小誌2010年11月2日「金正恩の戦争〜続・怯えるロシア〜シリーズ『中朝開戦』(14)」は → こちら
【小誌2011年1月7日「屈辱の世界史年表〜続・劣等感共同体〜『肯定されたい症候群』(7)」は → こちら
【小誌2011年3月1日「韓国と台湾の違い〜シリーズ『肯定されたい症候群』(9)」は → こちら
【小誌2011年12月5日「嫉妬する韓流〜続・嫉妬の法則〜シリーズ『自己評価維持』(2)」は → こちら
【小誌2012年7月9日「TPP不等式〜続・売国奴対策としてのTPP〜シリーズ『TPP地政学』(2)」は → こちら
【前回、小誌2013年2月28日「PC遠隔操作事件〜恨みステレオタイプ〜シリーズ『ステレオタイプの心理学』(1)」は → こちら

■続・恨みステレオタイプ〜シリーズ「ステレオタイプの心理学」(2)■
2005年、自分の顔や名前を出して言論活動をする勇気や責任感を持たない匿名のインターネット掲示板(BBS)投稿者(2ちゃんねらー)たちが、自分たちがネット上ではぐくんで来たと称するネコのキャラクター「モナー」などがエイベックス(AVEX)グループ(G)によって「のまネコ」というキャラクターに改竄されて商業利用され、自分たちのモナーなどに対する著作権(?)が侵害されたと騒ぎ出し、彼らの1人、専門学校生の男が「AVEXの社員を刃物をもって殺害する」とBBSに投稿し、強要未遂などの罪で逮捕、起訴され、実刑判決を受けるに至った。
この男こそ、2013年2月に「パソコン遠隔操作事件」で逮捕された片山祐輔容疑者である。
「2ちゃんねらー」たちは、モナーを最初に(2004年に)商業利用したのはエイベックスGと無関係な出版社であるという事実を知らず、著作権の法理を知らず、自分たちはモナーに対する著作権を持たない(からそれが侵害されたと被害を主張することができない)ことを理解できなかった。彼らが集団でエイベックスGを敵視した現象は、しばしば誤った判断をもたらす心のメカニズム、社会心理学用語の「ステレオタイプ」などで説明できる(2013年3月1日頃配信予定)。

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東日本大震災の被災者の方々には衷心よりお見舞いを申し上げます。

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なぜ「2ちゃんねらー」たちには権利がないのでしょうか。
エイベックスGより早く「モナー」(「のまネコ」)を勝手に商業利用した企業(出版社)とは、どこでしょうか。
考えてみて下さい。

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註:
発表年月日不詳の、長嶋洋一なる人物のwebサイトにある、転載記事「5分で解る『のまネコ』問題」は「著作権問題の教材」を自称しているが、その法律に関する記述は間違いだらけ(法律の条文を読んだだけでその法律がわかったと思い込む“しろうと”のレベル)で、とても「5分でわかる」とか「教材」とか言えるような内容ではない。やはり、この種の「匿名」の記事には意味がないようだ(笑)。

引用文献:
Deutsch, M. & Gerard, H. B. (1955). 'A study of normative and informational social influences upon individual judgment', "JournalofAbnormalandSocialPsychology", Vol.51, pp.629-636.

亀田達也 (2010c). 「社会的影響過程」, 亀田達也・村田光二(著)『複雑さに挑む 社会心理学 適応エージェントとしての人間』, 有斐閣アルマ, pp.31-59

神園真由美・矢野 誠 (2013). 「スキャナー PC遠隔操作事件 防犯カメラ 捜査急転」, 読売新聞2013年2月11日付朝刊3面

ナム・ジョンソク (2006). 「W杯 韓国のネチズン大暴走 FIFA公式HPを攻撃」, 朝鮮日報日本語版2006年6月26日付 < http://www.chosunonline.com/article/20060626000048 > (2010年8月13日アクセス)

西村幸祐 (2006b). 「サッカーから見える韓国(2) 北朝鮮ミサイルとオフサイド問題その後」, 日刊スポーツWeb版2006年7月7日 < http://germany2006.nikkansports.com/column/nishimura/nishimura20060707.html > (2010年7月31日アクセス)

高木彬光 (1969). 第十五回江戸川乱歩賞選評「抜群のトリック」, 『小説現代』1969年9月号(日本推理作家協会(編)『江戸川乱歩賞全集7 伯林 - 一八八八年 / 高層の死角』, 講談社, 1999年, pp.733-734)

 (敬称略)

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