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白人警官vs.黒人

〜シリーズ「遺伝子プールの興亡」(3)〜

Originally written: Jan. 29, 2022(web版)
Second update: Jan. 29, 2022(mail版)(白人警官vs.黒人:週刊アカシックレコード220129)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2012年3月26日「反日感情の正体〜韓国=アルジェリア方程式〜シリーズ『反態度的行動』(1)」は → こちら
【小誌2014年6月9日「北朝鮮崩壊神話〜『北朝鮮崩壊』という神話〜シリーズ『米中朝のX DAY』(18)」は → こちら
【前回、小誌2021年12月31日「沖縄県民の遺伝子〜沖縄県民の遺伝子プール〜シリーズ『遺伝子プールの興亡』(2)」は → こちら

■白人警官vs.黒人〜シリーズ「遺伝子プールの興亡」(3)■
米国では、白人警官の暴力によって無実の黒人が死傷する事件がしばしば起きる。
このため、2013年以降、「Black Lives Matter (BLM)」(黒人の命も大切だ)などを合言葉にした抗議運動が黒人を始めとする米国民のあいだで広がっている。
しかし、このような悲劇的な事件が起きる原因については、社会心理学者たちがさまざまな実験を行って検証している。その結果、このような事件の多くは、必ずしも白人警官たちが黒人に対して抱いている人種差別的な感情に基づいて意図的に引き起こされているのではなく、むしろ白人警官が事前に抱いている「恐怖心」に基づいて一種の(条件反射のような)「反応」として引き起こされていることが多いことが判明している。
つまり、このような事件が起きるときにその現場にいない「真の加害者たち」が別にいて、その「真の加害者たち」が白人警官に事前に「恐怖心」を植え付けてしまった結果としてこのような事件が起 きていると考えられるのである。
したがって、BLMのスローガンをいくら叫んでも、このような悲劇的な事件を減らすことは困難であろうと予測される。
重要なのは、黒人たちがみな上記の「恐怖心」を理解し、警官にそれを抱かせないために、自分たちでできる簡単な予防策を採ることである。
では、その「簡単な予防策」とは何か(2022年1月29日頃配信予定)。
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東日本大震災、熊本地震、北海道胆振(いぶり)東部地震の被災者の方々には
衷心よりお見舞いを申し上げます。

その「簡単な予防策」とは何か。

考えてみて下さい。

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引用文献

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 (敬称略)


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