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油断

続続「Xデーマイナス12日」という原則

〜シリーズ「米中朝のX DAY」(58)〜

Originally written: April 25, 2018(web版)
Second update: April 25, 2018(mail版)(油断  :週刊アカシックレコード180425)

【小誌2009年8月13日「ウィキノミクスの虚構〜シリーズ『失業革命』(5)」は → こちら
【小誌2009年8月27日「寄生虫の論理〜ネット『無料』文化の罪〜シリーズ『失業革命』(6)」は → こちら
【小誌2012年3月26日「反日感情の正体〜韓国=アルジェリア方程式〜シリーズ『反態度的行動』(1)」は → こちら
【小誌2014年6月9日「北朝鮮崩壊神話〜『北朝鮮崩壊』という神話〜シリーズ『米中朝のX DAY』(18)」は → こちら
【前回、小誌2018年3月31日「続・マイナス12日〜続・『Xデーマイナス12日』という原則〜シリーズ『米中朝のX DAY』(57)」は → こちら

■続続「Xデーマイナス12日」という原則〜シリーズ「米中朝のX DAY」(58)■
小誌では、北朝鮮が中国に侵攻して始まると想定される戦争を「中朝戦争」と呼んでいる。
2018年4月27日に開催される南北首脳会談では、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長は韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領に対して、おそらく、平和的、融和的なことを言うであろう。そして、それを報道で知った中国政府は中朝戦争の危機は去ったと解釈し、油断するであろう、それが北朝鮮の罠であるとは考えずに。
前回述べたように、北朝鮮が中朝戦争の開戦日(Xデー)を設定すると、しばしば、その12日前に、日本の首相動静において、閣議後に1時間以上の「巨大な空白」が発生する。
内閣改造などの結果として、閣内に中朝戦争について「無知な大臣」がいる場合、首相や安全保障に詳しい閣僚がその大臣に対して、議事録の残らない「閣議後の雑談」の中でレクチャーし、開戦当日に大臣がとるべき行動を教え、あるいは、確認するためである。
開戦当日に大臣がとるべき行動とは、たとえば、中国国内にいる、世界数十か国から来た数十万人の外国人を日本に脱出させるため、日米共同の「史上最大の脱出」作戦(仮称)を閣議決定することなどである。
現在の内閣には、2018年2月27日に就任したばかりの福井照(ふくい・てる)沖縄北方大臣がいるため、開戦日が設定されれば、当然、そのような巨大な空白が発生する。
2018年においては、そのような巨大な空白は、2月27日(3月11日の12日前)、3月13日(3月25日の12日前)、3月20日(4月1日の12日前)に発生している。
そして、開戦日の設定が変更されない場合、12日前の3日後、9日前にも巨大な空白が発生する。
3月27日(4月8日の12日前)、3月30日(4月8日の9日前)にはそのような巨大な空白は発生しなかった。
しかし、4月3日(4月15日の12日前)、4月6日(4月15日の9日前)には、そのような巨大な空白が発生した。
そして、4月10日(4月22日の12日前)、4月13日(4月22日の9日前)には、そのような巨大な空白は発生しなかった。
これらの首相動静報道を見て、筆者は、日本時間2018年4月15日に中朝戦争が開戦すると確信した。
ところが、その日に開戦はなかった。
理由はおそらく、北朝鮮にとっての成功体験であろう。
北朝鮮には、1950年の朝鮮戦争開戦時に、設定済みの開戦日を延期することによって敵(韓国)を疲れさせたり油断させたりすることに成功し、再設定された開戦日からわずか3日でソウルを占領した経験がある。
北朝鮮は今回もその成功体験に倣い、敵(中国)を翻弄するために、開戦直前に故意に開戦日を遅らせる「じらし作戦」を選択したのだろう。そして、その結果として、開戦が2週間遅れるのだろう(2018年4月25日頃配信予定)。
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東日本大震災、熊本地震の被災者の方々には衷心よりお見舞いを申し上げます。

「中朝戦争」は世界にどんな影響を与えるのか。

考えてみて下さい。

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引用文献

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 (敬称略)

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